親戚が来年独立するので、そのwebサイトを作ることになりました。無料で(泣)。
初めてのwebサイトのフル制作。気合を入れて、ワークフローなんぞを意識して制作することにしました。
そこでまず最初の一歩。フェイズ0「与件策定」。クライアントにwebの現状と、webにできることを理解していただきます。この部分のコンセンサスを得ることで今後の制作の方向がブレないようにし、お互いにとって満足のいくwebサイトを作りたいのです。
しかしお互い顔を合わせての打ち合わせが不可能な距離のため、以下のような文章を送って読んでもらい、疑問・修正要求等があったら直す、といった方法をとることにしました。
なにぶん初めての制作・・・もちろん「与件策定」なんて昨日まで考えたことも無かったし、どんなものかもわからない・・・参考書をもとにヒーコラ言って書き上げました。
さて、こんな感じで良いのかしら?ネットに普段関わりの無い(ブログをやったこともない)方が今回のプロジェクトの決定権者です。こういう説明で納得していただけるのかな?
恥ずかしいですが以下にその説明を晒します。突っ込み大歓迎。
「お前、webとネットの区別ついてねーだろ?」
「説明がくどい。長い。」
「用語の使い方、勘違いがひどい。」
など激しく突っ込んでください。泣きます。
/* では以下からスタート。 */
この度はwebサイト制作をご依頼戴き、誠にありがとうございます。webという媒体を使用して御社の利益に貢献すべく最大限の努力をしていきます。どうぞよろしくお願い致します。
インターネットとそれを取り巻く業界は、今現在も日進月歩で進化し続けています。
そんな中で今、webサイトに何ができるのか。それを明確にすることで、御社の利益を最大化するための施策を打ち出し易くなると思います。
以下、私的見解を含みますが、webの現状等について列挙しますのでご確認ください。質問等ございましたらお気軽にコメント欄に打ち込んでください。後日回答致します。
2006年時点で、インターネット人口普及率は7割近くになっています。県別に見ると東京・埼玉・神奈川は全国平均を10%以上上回っており、ネットが日本で最も普及している地域と言えます。今後も更に増加していくでしょう。(ちなみに普及率最低は青森・岩手・秋田などの北東北です・・・涙)
近年は携帯からwebにアクセスする人数が大変増加しており、これも今後更に増える見込みです。
(http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/7380.html)
2006年には、携帯でネットにアクセスする人口が、PCのそれを上回ったという統計が出ています(PCと携帯を併用する人も多い)。
携帯に対応したサイトを作成するには、インフラもツールもまだ未成熟でコストがかなり高くなる傾向がありますが、今後数年間で現状は大きく変わると思われます
(http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151,20118048,00.htm)
2006年時点で、年齢別には10歳代後半から40歳代にかけては、利用率がほぼ90%に達している一方、60歳代後半では48.0%と半数を下回り、70歳以上では3割程度と低くなっています。もっとも前年(05年)と比較すると高齢者の利用率はかなり上昇しています。
(http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/6210.html)
インターネットを使う目的で主なものは、仕事・プライベート問わず「欲しい情報を得るため」です。
またインターネットを使用する理由は「いつでも好きなときに」「自分ひとりで」「気軽に」情報にアクセスできるからです。
個人情報漏洩問題、悪意のあるクラッカーによるwebサイト改竄、クレジットカードデータの不正入手、違法商取引(オークション詐欺)などのネット上の犯罪も依然横行しており、危機管理に高い意識とコストがかかる時代になっています。
webサイトはプッシュ型でなくプル型(受け身)の宣伝手法なので、顧客をガンガン引っ張ってくる、ということはできません。あくまでwebサイトに訪問してきたユーザーを、御社の顧客にする手助けをするに留まります。
しかし適切な制作・運営をすることで、訪問するユーザーを増やすことは可能です。また、webサイトに訪問するユーザーは情報が本当に欲しい方が大半ですから、数は少なくとも優良な見込み客である可能性が高いです。
そのためwebサイトに載せる内容は「不特定多数に向けた"広告"」ではなく「見込み客に向けた価値ある"情報"」に絞るとユーザーへのアピール効果が高くなります。
アンケートやアクセス解析などでデータを収集し、それを御社のサービス開発に繋げることも可能です。
24時間365日受注が行えるので、販売する側にとってとても利益のあるシステムです。また発注する側も、思い立った時に手軽に発注が可能なので、双方にメリットがあります。
しかしネット上でのデータのやりとりは、情報漏洩の心配は100%無いとは言えません。どんなに安全を謳った暗号技術でも、破られる可能性は常にあります。
またネットはメールのやり取りがコミュニケーションの大部分ですから、文字特有の誤解・間違い・意思疎通の不充分が起こりやすいという問題も有ります。
電話では聞きづらいことも、webサイトを訪問するだけなら手軽です。webサイトに「よくある質問事項(FAQ)」や「お客様の声」を載せるなどすれば、ユーザーが自らの疑問を自己解決する手助けができます。御社と顧客双方のコスト削減に繋がります。
メールフォームを設置するなどすれば、顧客は自分の都合の良いときに発注・問い合わせを行うことができます。
マーケティング・サポートを的確に行うことで、顧客満足を高めることができます。
テレビ・雑誌・新聞等に続く巨大メディアとして、webはこれからも益々注目を浴びます。またインターネット利用者とその利用時間もこれからしばらく増え続けると予想されます。
しかしそれにも増して、日々ネットに莫大な数のwebサイトが乱立する昨今では、数年前のように「ネットに公開したらそれだけで注目された」ということはありません。
巷に溢れるwebサイト、情報過多に苦しむ現代人に、どうやって自社のサイトに注目してもらうか。どうやって自社を覚えてもらうかが、今後webサイトに求められます。
webサイトには、「一度訪問者に悪印象をもたれると、その人は二度とサイトを訪れない。」という定説があります。見辛いサイト、使いにくいサイト、よくわからないサイトは、数秒でウインドウを閉じられ、そして再訪してくれることもありません。その意味でweb標準・アクセシビリティ・ユーザビリティに優れたサイトが望まれています。
更新・メンテナンスが容易であることも必要です。多人数が制作運営に関わることも多いため、誰にでもわかりやすいシステムが望まれます。制作更新が容易であれば、サイトのクオリティを維持しやすいので、結果的に顧客満足に繋がります。
そのために今回はWordPressというCMSを使用しました。ブログを運営したことのある方ならば、短い期間で慣れることができます。日々の運営(記事のupや新着情報の更新など)が容易に行えると思います。
システムのバックグラウンド(HTML,CSS,PHP,DB関連など)についてはかなり勉強に時間がかかると思われますので、私がメンテナンスさせていただきます。このような分業体制が比較的容易に行えるのもWordPressの利点です。
/* 以上で終了。 */
なお参考書は以下。

ウェブデザインに携わるすべての人々にお勧め
Webデザインワークフローの改訂版by G-Tools , 2008/04/22
キノトロープ の生田氏と坂井氏の著書。大変勉強になる本なので後でまた言及します。
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